スバル インプレッサ
229万9000円〜
「ママ、水筒わすれた」の直後に緊急ブレーキが作動するCMが印象的な新型インプレッサ。コンパクトハッチという取り回しのいいボディサイズはそのままで、6代目へと進化した。
従来はインプレッサの後にXVが登場していたが、XVがクロストレックと名前を変えて先に発表した。デザインは異なるが基本構成が同じの兄弟車だ。
大きな違いは、クロストレックが2ℓハイブリッドのみの設定だが、インプレッサは2ℓガソリンが残されている。
ボディはフルインナーフレーム構造を採用して剛性をアップ。操舵感が向上する2ピニオン電動パワステや電動ブレーキブースターを採用するなど走りの質感が向上した。
アイサイトのステレオカメラは進化して、従来の約2倍の画角になると同時に画像認識ソフトや制御ソフトを改良している。
クロストレックなどと同様に、新世代型はフロントガラス取り付け式になったことで室内の温度や湿度の影響が少なくなり、レンズが曇りにくくなった。
また、ステレオカメラに広角単眼カメラをプラスし、低速走行時に二輪車や歩行者を認識できるようになった。
そのため、交差点での右左折時に自転車や歩行者との衝突事故を防げる可能性が高くなり、安全性がさらに向上している。

▲最近のスバルデザインらしく鋭いシェイプのヘッドライトが印象的。コンパクトハッチらしいデザインとサイズは多くの人が受け入れやすい

▲パワートレーンには2ℓのほか、同ハイブリッドのe-BOXERも採用。エンジンやリニアトロニックも改良し、振動やノイズを低減

▲コネクティッドサービスのスバル・スターリンクが進化。スバルSOSコールは、衝突事故などでヘルプネットを使い自動通報が可能

▲ステレオカメラに加え、広角単眼カメラを採用することで低速時の検知性能が大幅アップ。交差点での自転車や歩行者との衝突事故を軽減

▲後席スペースは標準的だが、サイドシル部に樹脂製の大きなステップがあるため小さな子どもも乗り降りしやすい

▲後席を使ったままでも荷室フロア長は814(ST816)㎜と十分なスペースを確保。後席は6対4の分割可倒式だ
※カー・グッズプレスvol.101の記事を元に構成しています
<取材・文/丸山 誠>