フロントシートの間のセンターコンソールに隠された保管庫は、スピードフォームの形をした18金のインゴットがイルミネーションで照らされ浮かび上がるという凝りまくった設計。
ゴールドで仕上げたグローブボックスの内側のリッドには、ゴールドフィンガーの象徴的な台詞「これが金ですよ、ボンドさん。私は生涯にわたってこの色、この輝かしさ、そしてこの神聖な重厚感に心奪われてきました(実車は英文)」をあしらうなど、007ファンなら感涙間違いなしの演出が満載だ。

▲手描きで表現された「フルカ峠」
インパネには、伝説のフルカ峠の等高線地図が描かれたスチールとゴールドの立体的なギャラリーを配置。ピクニック・テーブルには、フォートノックス金塊保管庫を示す架空の地図を22金インレイで表現した。

▲ピクニック・テーブル
さらに、天井にはスイスでの撮影初日だった1964年7月11日のフルカ峠の星空を再現。24金メッキが施されたVINプレートには特別に取得された車両識別番号が刻まれており、その末尾は「007」だ。

▲フルカ峠の星空を再現
その他にも、クルマのすべてに「007/ゴールドフィンガー」を思い起こさせるニクい演出が満載。1冊の本ができるくらいの情報量なので、詳細は公式ページで確認しよう。

▲ファントム・エクステンデッド・ゴールドフィンガーの内装
<文/CGP編集部>
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