同モデルは、“Type 2”のDNAを受け継ぐアイコニックなデザインを盛り込んだミニバン。
ショートオーバーハングのプロポーションやフロントフェイスに冠された特大のVWロゴ、現代風にアレンジされたクラシックなスライディング・ウィンドウ、ツートンカラーの色分けのラインにもなっているLED ヘッドライトの間にV字型のフロントパネルを備えた象徴的なフロントフェイスなど、Type 2のイメージを色濃く伝える。
バリエーションは、2-2-2のレイアウトを採用し2列目センターをウォークスルーとした6人乗りノーマルホイールベース仕様(NWB)と、2-3-2のレイアウトでホイールベースを約250mm伸長した7人乗りロングホイールベース仕様(LWB)の2種類。
パワートレーンは、最高出力210kW (286ps)、最大トルク560Nmを発生する電気モーターで後輪を駆動するフルEV。バッテリーをフロアに統合することで、優れた重量配分と低重心化を実現するとのもに、空力性能を追及し、Cd値(空気抵抗係数)は0.285(欧州仕様)を達成。
バッテリーは91kWh(ノーマルホイールベースは84kWh)で、140kW~150kWのDC(直流)急速充電が可能。満充電からの走行距離は、ロングホイールベースモデルが554km、ノーマルホイールベースが524km(WTLC)と頼もしい。
価格は、標準ホイールベース車が888万9000円〜、ロングホイールベース車が997万9000円〜。ワーゲンバスの新たな歴史を築き上げてくれそう。

▲主要諸元
>>VW
<文/CGP編集部>
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