今回展示されていた2台は同じ仕様で、このまま発売されるのではなく、あくまでコンセプトモデルだ。とはいえオーダーがあればすぐにカスタム製作が可能だという完成度。

▲ビジネス向けのイメージ

▲送迎向けのイメージ
実際にセカンドシートに座ってみると目の前には壁のように55インチの大画面透明ディスプレイが設置されている。
この装備、なんだか既視感がある!? と思って広報担当者に確認したところ、昨年末に発売されたレクサスLMの目玉装備である「48インチ大型ワイドディスプレイ」もパナソニック製とのこと。
あちらは今回設置のディスプレイの上下をカットしたような横長仕様だが、どちらも迫力満点の存在感だ。

▲レクサスLMの48インチ大型ワイドディスプレイもパナソニック製
そしてよく見ると、上半分は背景が透けて見えるのだが、これは後席からフロントウインドウの景色が見えることで圧迫感を低減させる効果があるという。

▲55インチの大画面ディスプレイは透過型を採用

▲すべてのコントロールはタブレット端末で行う
ビジネス向けの場合にはリモート会議をしたり、自然あふれる映像で気持ちを休めたりといったことができる。送迎サービス向けの場合にはこれから向かう観光地の見どころや走行ルートの確認などが行える。
また、映像に合わせて3Dハイレゾリューションオーディオによる臨場感あふれるサウンドのほか、LEDの照明制御やアロマによる香り制御なども備わり、没入感たっぷりの空間が得られる。

▲3Dハイレゾリューションオーディオで没入感に浸れる

▲車内でのリモート会議も快適!?

▲目的地へ向かうルートの確認もOK
「東京オートサロン2024」を訪れる予定があれば、ぜひ「パナソニックオートモーティブシステムズ」のブースに立ち寄ってみては? きっとハイグレードな世界を体感できるはずだ。
<文/浜先秀彰>
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