施工作業は驚くほど簡単。洗車後の濡れたままのボディでも、拭き上げた状態のボディでもどちらにでも使え、ボンネットの面積では1~3回ほどスプレーし、固く絞った塗り伸ばし用クロス(付属)でムラなくきれいに塗り伸ばす。
たったこれだけで簡単に施工できる。もしムラが残ってしまったときには仕上げ用クロス(付属)で拭き上げればOK。
素材を意識することなく使えるので、効率的で手早い作業が可能だ。ホイールや内装樹脂パーツに限っては直接スプレーでなく塗り伸ばし用クロスにスプレーして作業。ガラスについては拭き上げを丁寧に行うのが美しく仕上げるコツだ。
また、高濃度処方によって液剤の伸びが良いのも特筆できる点で、力もいらずスイスイとスムーズに扱える。
1本で中型車約6~7台分に施工でき、容量1.8倍の「ハイパーレジン 詰め替え用 180(C211)」(実勢価格:2780円前後)も用意している。

▲塗装面だけでなく、未塗装の黒樹脂パーツやメッキパーツなど外装のすべてがこれ1本で施工できる

▲付属の塗り伸ばし用クロスで液剤を塗り伸ばすだけで施工が完了。手間なしで時間もかからない
一般的なボディコーティング剤とは異なる、水を含まない高濃度「オイル系レジン被膜」を形成するとのことだが、思っていた以上の効果を実感できた。
ツヤについてはボディやホイールの輝きが明らかにワンランクアップした印象で、まさにツヤ感たっぷり。
黒樹脂パーツは“黒ツヤ”を感じられてボディ全体が引き締まって見える。経年劣化によって白く変色しているようなクルマであれば、より違いを感じられるだろう。内装樹脂パーツもしっとりとしたツヤが手に入り、質感がアップする。
撥水についてもシャワーで水をかけると粒のそろった小さな水玉がきれいにできて、優れた撥水性能を発揮する。これならば雨や汚れがボディに付着せず、サーッと流れてこびりつかない。日頃の水洗い洗車作業もグンと楽になるはず。

▲水をかけてみると撥水の違いは施工済(右)、未施工(左)で一目瞭然だ

▲右側のハイパーレジンは粒のそろった水玉になる

▲未塗装の黒樹脂パーツについてもしっかりと水を弾いているのがわかる

▲垂直面であれば違いがわかりやすく、施工面は水分がほとんど残っていない。施工済(右)、未施工(左)

▲黒樹脂パーツに深みのあるツヤが出る。施工済(右)、未施工(左)
「ハイパーレジン クロス付き 100(C210)」は、ボディ全体に使えて万能なうえに、手間も時間もかけず大満足の仕上がり。
まさにイイこと尽くめで、“タイパ”に優れたボディコーティング剤。特に黒樹脂パーツ面積の大きなSUVオーナーにはオススメできる商品だ。
>>カーメイト
<文/浜先秀彰>
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