“MINI(以下ミニ)”と車名を聞けば、誰でもその姿カタチは思い浮かぶはず。現在のミニはBMWが手がけるようになったモデルの4代目にあたり、初代(R50型)は、日本市場へは2002年の3月2日(“ミニ”の日)にお目見えした。
いうまでもなく“初代ミニ”は1959年に登場したあのミニ。小さなボディ(四隅に配されたタイヤは当初は10インチだった)に大人4人が乗れる、FF・2BOXの元祖といっていい実用車だった。が、その愛くるしいスタイルは広く愛され、日本でも最後までに人気が衰えなかったほどだった。
で、言われているように、BMWが作った現代のミニは、初代“クラシック・ミニ”の持つ思想、スタイルを忠実に受け継いでいる。
とりわけゴーカートフィーリングと称される、クラシック・ミニの持ち味だったキビキビとすばしっこくスポーティな走りは今も健在だ。またひと目でミニとわかるスタイルも、ミニならでは。丸型ヘッドランプと“口”のようなフロントグリルは、遠くからでもミニとわかる。
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