2018年、ホンダのドライバー育成プログラムに加えて、レッドブル・ジュニアドライバーにも抜擢された角田裕毅。2019年は、彼にとって初の海外シリーズ参戦となるFIA-F3選手権にレッドブルーカラーを纏ったマシンでイェンツァー・モータースポーツから参戦する。
このFIA-F3は1大会で2レースが開催され、レース1は予選タイム順にグリッドへ並びスタートし、レース2はレース1の結果1〜8位となった順番が逆になるリバースグリッドが採用されている。
角田は海外初挑戦で、新しい環境に慣れるまでのシーズン前半戦は苦労も多かったが、第6戦ベルギーのスパ・フランコルシャンのレース2で初表彰台となる2位を獲得。F1イタリアGP併催となった第7戦のレース1では3位となり、リバースグリッドで6番手スタートとなったレース2で待望の初優勝を成し遂げる。
最終的に表彰台はこの3回のみとなったが、シーズンを通じて計67点を獲得して、ランキング9位となる。また同年は、ユーロフォーミュラ・オープン選手権にも参戦し、F3優先で2戦を欠場しながらも優勝1回、表彰台6回の成績でシリーズ4位となっている。
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