女性ドライバー限定のレース「KYOJO CUP」が今年からフォーミュラカーレースへ進化

国内外のレースで活躍し、1995年のル・マン24時間レースで日本人ドライバーとして初めて総合優勝を果たした関谷正徳氏が、2017年に女性ドライバー限定のレースとして起ち上げた「KYOJO CUP」。

「KYOJO」とは「競争女子」からネーミングしたもので、ゴルフやテニス、サッカーなどと同様に男女がフィールドを分けて公平に競う場を提供している。

その考えの下、女性レーシングドライバーを育成し、アスリートとしての価値を上げて、スター選手を生み出すことで次世代の女性ドライバーへと繋げていくことが目的。

この場で腕を磨いた女性ドライバーが、将来的に日本のトップカテゴリーであるスーパーフォーミュラやSUPER GTで活躍するだけでなく、女性による女性のためのドライビングスクールのインストラクターとなることも期待されている。

このKYOJO CUPは、年々参加者も増えると同時に注目度もアップし、着実にシリーズとしての基盤を築いてきている。そして昨年までレース専用スポーツカーのVITA-01で競われていたレースは、さらなる髙見を目指して今年からフォーミュラカーレースへと進化した。

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