昭和の熱きカーカルチャーを令和の技術でリメイクした「走るラウンジ」のようなハイエース

▲冷蔵庫やスイッチ類もキャンピングカー用のアイテムだが、化粧板をバニング様式にすることでイメージを一変させている

▲ハイファールーフの高い天井を生かした煌びやかなシャンデリア。消費電力の大きい白熱球からLEDに換装済みだ

レイアウトの元になったのはリラックスワゴンのタイプ1キャンピングバージョン。ベース車はハイエースのスーパーロングに独自のハイルーフを架装し、約1900㎜の室内高を実現したハイファールーフだ。

圧巻は布団貼りやギャザー貼り、ボタン締めといった往年のバニングカスタムを再現した豪華絢爛なインテリア。こうしたカスタムは現在でもオーダーで受け付けていて、好みの生地や色、柄を選び自社内の縫製工場で職人が手作業で仕上げている。

レイアウトはフロントサイドにシンクや冷蔵庫を収めたキッチンキャビネットを設け、リヤは横向きシートとマットでコの字型のダイネットを形成。「走るラウンジ」の趣で、他のキャンピングカーとは一線を画す。

▲丸型ステンレスシンクを収めたキッチンキャビネット。炊事設備や室内高などキャンパー構造要件を満たしている

▲横座りシートを対面させたダイネット。どこか高級なお店行って、グラスに高価な…みたいなシーンを妄想する雰囲気

▲ウレタンをカットしボタンで落とし込んで膨らませることで、独特のモコモコとした生地の風合いを再現している

●主要諸元
ベース車両/ハイエーススーパーロングワイドボディハイルーフキャンパー専用車●全長×全幅×全高/5380×1880×2750㎜●エンジン/2693㏄ガソリン

 

>>かーいんてりあ高橋

 

<文/湯目由明>

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