その斎藤と激しいトップタイム争いを展開したのは、実家が沖縄県内で唯一のサーキット場を経営している翁長実希だったが、予選中の走路外走行により3グリッド降格のペナルティを受けてしまう。
予選結果で決定したグリッドにより、同日の10時45分から10周のKYOJO Sprintレースを開催。
ローリングスタートでトップに浮上したのは、3番手スタートで開幕大会を制している下野璃央だったが、ポールシッターの斎藤は背後から積極的な攻めの走りを見せて4周目に逆転。
その後、下野は翁長と2番手争いを展開するが、4番手を走行するアメリカ・カリフォルニア生まれのクルマコンテンツクリエイターで人気インフルエンサーでもあるバートン・ハナのブレーキングミスで接触されてしまう。
これにより最終的なトップ争いは、斎藤と翁長のふたりで展開されたが、斎藤が1秒266の差をつけてポール・トゥ・ウインで今季初優勝を成し遂げる。
優勝した斎藤は、「後半に自信があったので、スタートで抜かれても落ち着いていけば大丈夫だと思っていました」と語った。

▲KYOJO Sprintで優勝した斎藤愛未、右はご主人の坪井翔、左はチーム監督の三浦愛