「寝る・憩う・積む・多人数乗車」を1台でこなす超ロングセラーキャンパー人気の秘密とは?

▲炊事設備は後部右側に集約

キャンピングカーの構造要件に含まれる炊事設備は運転席側キャビネット後端のフォールディングシンクに集約。

各10Lの給排水タンク、シャワーフォーセット&電動ポンプ、シンクなどをコンパクトにまとめた。シャワーヘッドごと車外に引き出せるので、ペットを乗車させる前の汚れ落としにも重宝する。

▲トランポ並みの広い荷室

3列目シートを一番後ろにした状態でも広い荷室を確保できる。シートをフロント側に寄せればバイクや自転車、大型のキャンプギア、サーフボードなどの長尺物を余裕で積み込めるのでトランスポーター感覚で使える。

ベッドマットは助手席側キャビネット内にすべて収まる。

▲上下段ベッドで最大5名が就寝できる

2/3列目シートをフラットにして設営する下段(長さ2100×幅1400mm)と、助手席側サイドキャビネットに収まる6枚のマットを左右キャビネットの間に渡して展開する上段(長さ1800×幅1540mm)の収納式2段ベッドがバンレボシリーズ最大のセールスポイント。

最大で5名就寝が可能で、大人でも無理なく寝返りが打てる横幅が確保されているので、ファミリーユーザーに人気が高い。

▲外したテーブルはバックドアにスッキリ収まる

取り外したテーブルはバックドアの専用テーブルキャリアに収まる。ここにはLEDのライン照明も備わり、暗所での積み下ろし作業も明るく安全に行える。

▲シンプルな外装はほんの少しカスタムするだけでも映える

外装は「働くクルマ」なのでシンプルの極み。好みのタイヤ&ホイールに交換するだけでもイメージがガラッと変わり、遊び要素を演出できる。

断熱&防音加工が施された車内は快適で、オプションの遮光カーテンで全窓を覆えば朝まで熟睡できる。

■シンプルで使いやすい車中泊モデルの決定版

まるで自宅のリビングのような豪華なキャンピングカーとは一線を画した、8ナンバー要件に必要な装備をミニマルに凝縮したシンプルなモデルだが、余分な装備を省いた分、就寝スペースを最大限に確保しているのがVR470タイプ2の魅力。

積載性能もトランポ並みで、バイクや自転車が趣味の人にもピッタリ。遊びと普段使いを両立したい、ミニバンのように全席前向きで多人数乗車できるモデルが欲しい、5ナンバーサイズの取り回しのよさを求めたい…そのいずれにも応えられる万能性が根強い人気の理由。

特にクルコンが標準装備になったガソリン車のキャラバンベースは長距離ドライブの機会が多い人におすすめできる。

 

>>バンテック新潟

 

<文・写真/湯目由明>

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