今大会前の8月4日(月)~5日(火)には第4回合同テストを実施し、ハイブリッドフォーミュラ「KC-MG01」のハイブリッドシステムを切った形で走行が行われた。その走行後のデータで、全車両の中間加速、最高速の2点において数値がそろってきたことを確認。
この結果を受け、事務局は車両性能をイコールコンディションに近づけるため、第3戦は全車両のハイブリッドシステムを使用せずにレースを行うことを決定。こうして迎えた予選は、8月16日(土)の9時25分から20分間で行われた。
参加ドライバーは、開幕大会から2戦を欠場していたフィンランド出身のフレイム・アイリッカラを含む20人の女性ドライバー。
予選開始早々、第2戦KYOJO Finalで今季初優勝したポイントリーダーの翁長実希のマシンがストップしてしまう。これにより翁長は、予選アタックを行えないままノータイムという結果に終わる。
そして予選は、翁長のライバルで、同ポイントでランキングトップに並ぶ下野璃央がトップタイムをマークする。
しかし、前戦でポールポジションを獲得した斎藤愛未がそれを上回る1分45秒792をマーク。予選終了まで、このタイムを上回るドライバーは現れず、斎藤が2戦連続でポールポジションを獲得した。

▲予選で1分45秒792をマークしてポールポジションを獲得した斎藤愛未の走り
この予選結果で決定したグリッドにより、同日の10時35分から10周のKYOJO Sprintレースを開催。小雨が降るなかローリングスタートが切られ、ポールポジションの斎藤がトップで1コーナーを駆け抜ける。
3番手スタートの下野は2番手に浮上。一方、予選ノータイムにより最後尾グリッドからスタートした翁長は、ライバル達を次々にオーバーテイクする鋭い走りにより数周で8番手まで順位を上げる。
最終コーナー付近では雨足が強まり、トップを快走していた斎藤がなんとスピンを喫し、その他にも何台かのマシンがスピンしたことで、6周目に赤旗が提示される。
しばらくして雨足が弱まると、セーフティーカー先導でレースは再開され、2周後にローリングスタートが切られる。ここで抜群のスタートを見せたのが斎藤に代わってトップに立っていた下野で、素晴らしい走りで後続との差を広げていく。
2番手だった白石いつもは逆にペースが上がらず、下野に引き離されるだけでなく後続の富下李央菜、平川真子に先行を許してしまう。
結果、下野は2位に3秒337の差を着ける独走で、今季3回目の優勝を果たした。

▲第3戦KYOJO Sprintで優勝した下野璃央
2位は平川、3位は富下で、最後尾グリッドから驚異的な追い上げを見せた翁長は5位でフィニッシュするが、レース後にスタート時の違反で30秒のタイムペナルティが科されてしまい、16位という結果に終わる。