ゴードンミラーモータース GMLVAN V-01

▲ベース車はハイエースのバンDXロング標準ボディ標準ルーフ。参考販売価格は550万円〜。取り回しのいい4ナンバーサイズ。丸目4灯ライトなど前面のほぼすべてのパーツをオリジナルで作り替えた
家族分の寝袋とツールームテント、チェア、クーラーボックスに焚き火台。増え続けるキャンプギアが車内に収まらなくなると、ルーフキャリアやボックスを使って屋根上に積載。
オーナーの増井さんがデリカD:5からゴードンミラーモータースの「GMLVAN V-01」に乗り換えたきっかけは、3列目のシートを格納しても積載スペースが不足したから。しかも駐車場の高さ制限が2mだから、頼みの綱のボックスやキャリアは装着できない。
全高が2m以内に収まり、荷室がとてつもなく広いクルマ。その条件に合うのが、とあるキャンプイベントで見かけて気になっていたハイエースベースのV-01だった。
バンライフをイメージしたV-01の内装は「走る山小屋」を思わせる無垢のリアルウッドで覆われ、用途に応じて対座やカーゴ、ベッドにアレンジできる使い勝手のよさが魅力。
冬はスノボ、夏はキャンプなどアウトドアを楽しむ増井さんにとって、V-01は荷物をたくさん積めて、車内で寝られる理想のクルマ。
「DIYで家具を作ったり、リメイクしたりするので、ウッディな内装に強く惹かれました」と増井さん。
ウインタースポーツで雪道を走るため、ベース車は寒冷地仕様のディーゼル4WDをチョイス。さらに得意のDIYを生かして断熱を強化。内装トリムと鉄板の間にグラスウールを詰め込み、住宅用のスチレンボードで窓用の断熱シェードを作った。
ミニバンでは得難い広い荷室を生かして新たなアクティビティにも挑戦。釣りやヨガ、波乗りなどさまざまな楽しみ方ができるSUP(スタンドアップパドルボード)だ。電動ポンプで膨らませるインフレータブルタイプ。展開時の長さは10.6フィート(3m弱)だが荷室にスッキリ収まる。
ギアをたくさん積めるV-01に乗り換えて遊びの幅もさらに広がった。

▲SUPを膨らませるための電動ポンプへはポータブルバッテリーから給電。普段は湖で水上散歩を楽しんでいる

▲セカンドシートを反転させたダイネットモードでくつろぐ増井さん。テーブルは4分割のフロアボードを天板に使う。背後のスピーカーもDIYで装着した