同商品は、酪農学園大学・佐藤喜和教授の監修のもと、3年間にわたる開発期間とフィールドテストを経て完成。ヒグマなどに対して忌避効果があるとされるカプサイシンを2%以上配合し、最大噴射距離約10m、連続噴射時間約10秒を実現。
一般的なスプレー製品と同様、使い慣れたボタン式ノズルと誤噴射を防ぐキャップを備え、片手で素早く取り出せる専用ホルダーとのセット販売も用意。
現場での使用を想定した設計が随所に施され、アウトドア初心者から農作業従事者まで幅広い層に向けた仕様となっている。詳しい使い方は同社公式ページに動画で紹介されている。

▲誤操作を防いで素早く使えるホルダー付きも用意
海外製品に多く使われている温暖化物質HFCガスを使用せず、環境への負荷が少ないLPガスを採用。為替の影響により海外製品の価格が高騰している中、性能・安全・環境・コストのバランスを備えた。
価格はスプレー単体 が9900円、スプレー+ホルダーセット が1万4080円。販売場所は、Amazon、アウトドア専門店、釣具店、ECサイト など。
開発を担当した奥谷陽氏は、「人を襲った熊は駆除対象となってしまいます、不必要な接触事故を防ぐことで人も熊も守ることができます。熊と人間が適切な距離を保ち共存できる環境づくりに貢献したいと考えています」とコメントしている。
登山やハイキング、山キャンプの備えに、腰からぶら下げておけば安心できそう。
>>バイオ科学
<文/CGP編集部>
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