
▲パナソニック ストラーダのSDメモリーカードスロット。画面の裏側にある
多くのメーカーでは1年に1回の全データ更新、数カ月に1回の部分データ更新を行っている。
全データ更新の場合はカーナビに収録されている道路地図データや検索データをすべて書き替え、部分データ更新の場合は変更があった箇所だけの道路地図データや検索データを書き替える。
そう、地図データを定期的に更新さえしていれば、カーナビは常に最新機種と同様に地図を表示し、目的地の検索でき、快適に使い続けられるわけだ。
メーカーによってデータ更新の内容は多少違い、それぞれに注意点があるので、ここではパナソニックのストラーダを一例として取り上げよう。

▲パナソニックのデータ更新専用サイト。ソフトや最新データのダウンロードができる
まず、大前提として「ユーザー自身で更新作業」をすれば無料だということ。
環境としてはWindows8.1以降のPC(Macには非対応)、SDメモリーカード及びリーダー、インターネットが必要。
まずは専用ソフトをPCにインストールし、SDメモリーカードに最新データをダウンロード。そのSDメモリーカードをカーナビに読み込ませれば更新完了だ。
作業自体は簡単で、サイト上の説明をしっかり読めば誰にでもできるだろう。なお、無料の更新期限は3年。
部分データ更新(2カ月ごとに新データをリリース/市街地図は書き替えられない)は期限内で何回でも利用できるものの、全データ更新(1年ごとに新データをリリース)は1回だけと決められている。
つまり普段は部分データ更新を行い、全データ更新はユーザーが好きなタイミングで行うという使い方だ。
3年経過後にデータ更新を行いたい場合は全データ(1万978円/税込)を専用サイトから購入する。
PC作業に自信がない、使っているPCが非対応という場合には最新データがインストールされたSDメモリーカードを購入(1万8700円)して更新を行うことになる。

▲カーナビ画面では内蔵されているデータのバージョンが確認可能
ちなみにパナソニック以外のメーカーでもデータ更新作業の流れはほぼ同じだが、通信機能を標準搭載しているパイオニア カロッツェリアの「サイバーナビ」の部分更新は驚くほど簡単。
更新データがサーバーにアップされると画面上にお知らせが表示されるので、確認ボタンにタッチするだけでいい。
後はデータのダウンロード~再起動~データ更新が自動的に行われ、ユーザーの手間は一切かからない。
<取材・文/浜先秀彰>
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