そして次は入場時に参加者全員に配布された「水から電気を作るわかちあい体験キット」を組み立てていく時間だ。

▲今回のワークショップではキットを使用して工作を行った
はさみでカットすることで立体的な木が出来上がる冊子だが、子どもたちは説明に真剣に耳を傾けながらハサミで台紙を切り抜き、テープでLEDライトなどのテープを貼っていく。
講師のふたりも子どもたちに寄り添い、上手くできない子には優しく手伝っていた。さながら図工の授業のようだ。

▲子どもたちが一人でできないことは博士と助手がサポート
キットが完成したら、いよいよお待ちかねの実験へ。コップの塩水に鉛筆を浸し、その鉛筆の上端にワニ口クリップを挟んで電池の端子にもう一方のワニ口をつなげると塩水がブクブクと泡立つ。水が酸素と水素に分かれた証拠だ。

▲手作りの実験装置。小学校低学年でも上手に作れた

▲アットホームな雰囲気で楽しさいっぱいの時間
そこからさらに電池につないでいたワニ口をLEDライトに接続しなおすと今度はほのかにLEDライトの光が点灯。今度は酸素と水素が結合して電気が生まれたわけだ。

▲プラスチックコップや塩水、鉛筆、電池など身近にあるもので作製
子どもたちは照明の落とされた会場の中で赤い光を見て大興奮。すべての仕組みを理解できなくても電気を身近に感じられ、実験を成功させたという達成感をそれぞれが感じられただろう。

▲実験はLEDランプが点灯すれば完成だ。光った瞬間、子どたちは満面の笑みに
ワークショップは約1時間程度だったが、アットホームで和やかな雰囲気。みんなが笑顔で楽しく過ごせる時間だった。

▲最後は参加者全員で記念写真。今後もさまざまな形でイベントを開催予定とのことなので要チェックだ