消費電流は従来の10分の1以下
そんなエンジンスターターの最新作がカーメイトから登場した。バッテリーへの負担を軽減した低消費電力仕様の新型エンジンスターター「TE-L60」シリーズの2モデル(汎用モデル/プッシュスタート車専用モデル)だ。
従来では取り付け時に追加購入が必要だった部品をスターター本体に組み込んで部品数を減らすことで、ユーザーの購入コストを抑えているのも特徴。
汚れや傷を防止する専用リモコンカバーも用意している。
後付けの電装品を多く装着したクルマや低燃費機構のクルマなど、バッテリーへの負担が増加している中、消費電流を従来の10分の1以下に抑えた省電力のエンジンスターターを開発したカーメイト。
回路設計を改良することで無線通信を行わない時の待機電流を約1.2mA(同社従来比で約10分の1以下)へと大幅に抑えたのがこのモデル。

▲ミニマルデザインで操作しやすい新型リモコンで、操作もアンサーバックもわかりやすい
これまで車種によってはスターター本体とは別に追加購入が必要だった部品(オートライト配線や分岐配線など)が多く、工賃など初期費用が高額なのがエンジンスターターだった。
それらの部品を可能な限りスターター本体に取り込んで一体化したことで、エンジンスターター購入時の金銭的負担を軽減したのがこの商品。
見通し最大10000mの電波到達距離
建物などの障害物にも強い「LoRa(R)長距離無線通信技術※1」を採用することで、同社従来比2倍以上の通信距離を実現。
市街地のマンションなど障害物が多い環境でも電波が届きやすい。

▲障害物がない見通しの良い場所では最大10000mを達成
※1 LoRa(R)長距離無線通信技術 非搭載モデル比※2 障害物がない見通しの良い場所での当社実験にて記録した飛距離です。周囲の状況や使用環境により実際の飛距離は異なります。特に屋内からの送信や建物越えでの送信では極端に短くなります。
また、シンプルで操作性が高いアンテナ内蔵リモコンを付属し、液晶画面に表示する情報(操作メニュー、アイドリング状況・車内温度などのアンサーバック)は視認性に優れ、直感的に使いやすくなっている。
バックライト付き液晶なので夜間でも操作しやすいのも◎。
さらに、14日以上エンジン始動を行わなかった場合にはエンジンスターターの機能を停止し、待機電流を0.5mA以下にすることでバッテリーの負担をさらに軽減する「スリープモード」を搭載。
ドアロック機能にも対応(オプション)し、リモコンで遠距離からもドアロックが操作可能。
車内温度の変化に合わせて無駄なアイドリング・燃料消費を抑える「エコモード」搭載やスムーズな乗り出しをアシストするオートリスタート機能搭載(TE-L60PSXのみ)なども備えている。
汎用モデルとプッシュスタート車専用モデル
【汎用モデル】
カーメイト リモコンエンジンスターターL6000(TE-L6000)
実勢価格:3万4100円前後
【プッシュスタート車専用】
カーメイト リモコンエンジンスターターL60PSX(TE-L60PSX)
実勢価格:3万9600円前後
[スペック(共通)]製品サイズ(リモコン部分):H66mm×W31mmばつD18mm、製品重量(リモコン部分):30g、消費電流:待機時 約1.2mA/スリープモード時 0.5mA以下、最大電波到達距離(当社計測値):見通し最大10000m/市街地最大1000m
専用カバーもオプションで用意

▲カラーバリエーションは3色を用意
【専用リモコンカバー】
カーメイト 抗菌リモコンカバーL6000 ブラック(TE-CV60BK)
カーメイト 抗菌リモコンカバーL6000 ネイビー(TE-CV60NV)
カーメイト 抗菌リモコンカバーL6000 カーキグリーン(TE-CV60KH)
実勢価格:各1980円前後
[スペック]製品サイズ:H68×W34×D19(mm)、製品重量:11g
(文/CGP編集部)
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