最大の特徴となるのはWi-Fi関連機能の大幅な強化で、これに伴い先代モデルまで搭載されていたブルーレイ/DVDプレーヤーは非搭載となった。
本体の前面にはディスクスロットがなくなったことにより、スマホなどを接続するためのUSBタイプC端子を新設。SDスロットはmicroSDスロットへと変更。
本体に搭載したWi-Fiモジュールは、スマホのWi-Fiテザリング接続やモバイルWi-Fiルーター接続により、同社の専用サーバーからさまざまな情報を取得できる。エンタメ機能、ナビ機能を一段と充実させるものだ。

▲スマホのWi-FiテザリングやモバイルWi-Fiルーターを用いて通信機能を利用する
エンタメソースのメニューには新たに「ネット動画」機能を追加しており、YouTube、TVer、Prime Video、U-NEXT、TELSA、NBA-Rakuten、SPOOXという7つのストリーミング動画サービスが視聴できる。

▲新機能のネット動画は他のエンタメソース同様、手軽に楽しめる
現状ではNetflixやHuluなどには対応していないが、今後のサービス追加にも期待したいところだ。なお、ユーザーがそれぞれの動画配信サービスの契約をしていればログインでき、自宅のようにお気に入り動画が楽しめる。ただし、走行中の視聴はできない。

▲現在視聴できるネット動画サービスは7種類。会員はログイン操作も可能だ
ネット動画を実際に視聴してみたが、10型有機ELディスプレイとHD画質が相まって超高画質でドラマやスポーツ中継などの映像を迫力いっぱいに味わえた。ドライブの合間の休憩や待ち合わせ時間などで大いに役立つだろう。

▲最新の施設も検索できるオンライン検索を搭載している
また、ナビ機能でも通信を使うメリットがあり、目的地検索項目では「オンライン検索」を新設定。専用サーバーに収録されている最新の施設検索データを利用でき、オープンしたばかりの施設でも目的地設定や立ち寄り地点設定が可能となる。
検索は地域と名称の一部を入力して絞り込み検索を行うもので使い勝手もよく、リスト化された検索結果は近い順に並べ替えもできる。通信状態が良好ならば操作にタイムラグがほとんどなく待たされる時間を感じない。

▲オンライン検索では話題のスポットも素早く探し出せ、目的地設定も簡単だ
そして「ワンタッチ地図更新」を備え、サーバーに新しいバージョンアップデータが届くと更新お知らせ画面を自動表示。「部分更新」または「全更新」のボタンにタッチするだけで地図データを書き替えられる。
これまでのようにmicroSDカードやPCを持ち出す手間がなく、誰でも手軽に地図更新が行えるのは便利。ちなみに最大3年間の無料更新権が付いており、期間中は常に新鮮な地図で効率の良いドライブが可能だ。

▲Apple CarPlayやAndroid Auto(写真)にも対応。スマホを安全快適にコントロールできる
スマホとの連携が強化されたのもニュースで、iPhoneの場合は「Apple CarPlay」、Androidスマホの場合は「Android Auto」に対応。しかもワイヤレスとワイヤード(本体前面のUSBタイプC端子を使用)の2種類の接続方法が選べる。
Apple CarPlay、Android Autoのどちらもスマホにインストールされている対応アプリの情報をナビ画面に表示し、タッチパネルでコントロールできる機能で、まるで内蔵機能のような使い心地を実現。音楽ストリーミングサービスの再生やメッセージ/ニュースの読み上げなどはさまざまな場面で役立つだろう。
こちら「ストラーダCN-F1X10C1D」の注目の新機能については動画でも紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。
>>パナソニック
<文/浜先秀彰>
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