ウイルソン「新真ガラスコート」で耐久性をチェック!
ウイルソンの「新真ガラスコート」は62万回以上のワイパーテストを超えてなお撥水性能を発揮するという耐久性が売りの“フッ素系”製品だ。
CGPではこの謳い文句が本当なのか? 正式な発売前からユーザー視点での耐久レビューを行っており、施工から8カ月を突破した。

▲ウイルソン「新真ガラスコート」(実勢価格:2178円前後/中・大型車用、2043円/小型車用)
先端にフェルトを装備したカートリッジケースに、長期保存でも劣化しにくいガラス製の液剤ボトルをはめ込んで使う独特のスタイル。1回使い切りとなる。
別売りの「つけかえボトル」を利用すれば、同じカートリッジケースを使い続けることができてエコなうえに余計な費用もかからない。フェルトも交換用をオプションで用意している。
【使用方法】

▲カバーを外したカートリッジケースにボトルを装着。キッチリ奥まで挿し込まないと液漏れするかもしれないので注意

▲先端は三角形のフェルトで中央から液剤がしみ出る構造

▲三角ヘッドにすることで、窓の隅々まで余さず塗りこめる

▲縦横にムラなく塗り広げていく。伸びがよく余計な力は不要だ。この状態で5〜10分放置する

▲しっかり乾燥した後に乾いたタオル(マイクロファイバークロスは使用不可)で拭き上げれば完成。施工前に油膜取りなどで下地を作っておくとムラなくキレイに仕上がる
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説明書どおりに施工して長期レビューを敢行。屋外駐車場に駐車し、雨の日には通常どおりワイパーを使用しながら走行。1カ月に2~3回程度の機械洗車を行うという一般的な使い方。
施工から8カ月経過して撥水状態を確認したが、形は多少崩れてはいるものの水玉ができて撥水している。未施工の右半分のガラスと見比べれば一目瞭然だろう。
8カ月経過してもこれだけ撥水効果が残っているとは驚かされる。これならば1年の耐久も十分に期待できるだろう。この後、降雨時にワイパーを使いながら走ってみたが、撥水効果が残っていることにより水切れが良く、クリアな視界を確保できたのは言うまでもない。
【施工直後の様子】

▲まさにビンビンの撥水性能。水が留まることなく流れる
【施工から約8カ月の様子】

▲右が未施工。左に新真ガラスコートを施工。フッ素系ならではの耐久性を発揮
結論として、ウイルソンの「新真ガラスコート」であれば、1年に1回施工をするだけで雨天の視界確保ができるということがわかった。
突然の豪雨や降雪に備えて撥水コーティング剤の施工をオススメしたい。
<文/浜先秀彰>
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