一見したところよくある人工皮革製のシートカバーだが、じつはこの中に3つのファンを内蔵しており、表面のメッシュ部分から涼しい風が吹き出してくる。
座った感じは多少のゴワゴワ感があるもののシートにもフィットし、素材のPUレザーの見た目も高級感がある。
シートにぴったりとフィットする形状で、体が滑ってしまうこともなくドライブ姿勢に変化をきたすようなこともない。
取り付けはシートに載せて背もたれ部分のゴムバンドを締め、裾の部分のクリップをシート裏に引っかけて固定。

▲取り付け簡単。意外にフィット感があって使いやすい
電源はアクセサリーソケットから取得でき、国産車、輸入車を問わずほとんどのクルマに装着が可能だ。
ファンは腰のあたりに小型が2個、足の間に直径12cmの大型が1個あるが、パッと見で存在はわからない。操作スイッチは右モモの脇あたりに埋め込まれており、電源のON/OFFや風量切り替え、手動/自動切り替えなどを行える。
実際に運転しながら使用してみたが、思っていた以上に快適だ! 停車するとファンの作動音を感じるが耳障りというほどではなく、ハンディファンのようなイメージですぐに慣れてしまう。
風量はたっぷりでお尻も腰も背中もむらなく体全体に風が当たるため抜群の涼しさを体感できる。体の前からエアコンの風、後ろからはクールカーシートのファンの風で相乗効果が得られる。表面はメッシュ状のため電源を入れていなくても通気性があり、抗菌防臭加工によって安心して使えるのもいい。
また、スイッチは装備されているもの自動モードに設定しておけば、座ったことを検知して作動し、降りると停止する。手動でもタッチボタン式コントローラーで風量は3段階に調整を行える。

▲自動と手動の切り替えもワンタッチ
手軽に取り付けられて効果も期待できる注目のアイテム。暑がり屋さんには特に活用してほしい。
>>MAXWIN
<文/CGP編集部>
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