
▲山頂から東側への下りは原生林の中を通ります
笠取山への登頂を果たしましたので、次の目的地に向かうため、山頂からは東へ進みます。下り斜面で、道はやや険しい感じになりますので、注意深く下っていきます。

▲笠取小屋方面と黒槐山方面との分岐点になります
10分ちょっとで水干尾根分岐に到着。ここから再び笠取小屋方面へ向かいます。

▲この場所から発した一滴がやがて多摩川となり、都民の水の水源となるのだと思うと面白いですね
5分足らずで現れるのが、これまた今回のコースの見所のひとつである「水干(みずひ)」。現地案内板によると、水干とは沢の行き止まりという意味で、この場所からしみ出した一滴はやがて「東京の水」の水源のひとつ多摩川の流れになるのだそうです。
自然のロマンを感じられる場所ではありますが、斜面に露出した岩は乾いており、残念ながら最初の一滴には出合えませんでした…。
実はレポーターは何度かこの場所を訪れているのですが、いつも乾いているんですよね。タイミングが悪いのですかねぇ。

▲笠取小屋方面に向かう途中で斜面を下る道があり、道標もあります
しかし、諦めるのはまだ早いです。現地案内板によると、水干の標識がある場所から60mほど下面で、湧き水として多摩川最初の流れが見られるとのことだったので、今回初めてその場所に行ってみました。

▲水干のちょうど真下の沢のようになった場所に出ます
南斜面をジグザクと下る道を進んでいくと、ちょうど水干の下に出ます。
そして足下を見ると…。ありました! 岩の下から湧き出す水流が!!

▲岩の下から湧き出す水流を発見!
ついに多摩川の源流に出合えました。この場所から東京湾まで流れて行くのかと思うとちょっとシミジミしますね…。

▲笠取小屋に戻って昼食休憩。その後は下山開始です