
▲単品コンポも当時のソニーらしいクールなデザイン。それを組み合わせたポータブル機の出現にソニーファン(=僕)は心躍らされた
もうひとつのソニーは、いわばカーコンポを専用ボックスにセットし、車内だけでなく屋外、自宅でも使えるようにしたもの。
ソニーでは1976年にFX-300(ジャッカル300)と呼ぶ、同様の箱型ラテカセ(ラジオ+カセット+モノクロブラウン管TV)を発売していたが、いわばそのカーコンポ版といったところ。
単体で発売されていたデッキ、チューナー、グラフィックイコライザーなどを組み込み、充電式バッテリー、家庭用AC電源でも使えるところがポイント。
ただし、最上位機種で当時のお値段は19万8000円で、学生の身分では手が届かなかった。
※カー・グッズプレスvol.99の記事を元に構成しています
<取材・文・写真/島﨑七生人>
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