【ライトバンコン】
ポタ電を使った電装システムは使い勝手が◎
M.Y.Sミスティック
Regi-Van(レジバン)
352万円~
【主要諸元】
ベース車両/タウンエースバン
全長×全幅×全高/4065×1665×1930㎜
エンジン/1496㏄ガソリン

▲白×ブルーのハーフペイントとクラシカルルーフキャリアはオプション。カジュアルな雰囲気になる
ミニバン以上キャンピングカー未満をコンセプトにした車中泊仕様。乗車定員は5名だが、ターゲットユーザーはシニア夫婦や小さな子供のいるファミリー。ベースはタウンエースバンだが、ツートンのボディ色やルーフキャリアの装着でオシャレに変身。シンクなどのキャンパー設備を省いて、求めやすい価格を実現している。高価なサブバッテリーシステムの代わりになるのが、サイドキャビネットに収まるポータブルバッテリー。走行充電や外部電源も標準で、撮影車のポタ電(エコフロー)の場合だと、残量0%から約7時間でフル充電可能。セカンドシートは前向き/後ろ向き/フラットになり、ベッドや対面ダイネット、乗車モードにアレンジできる。

▲後ろ向きにしたセカンドシートと、ベッドマット兼用のベンチシートを対面させたダイネット展開

▲助手席側キャビネットにポタ電のエコフローをインストール。走行充電ができて、屋外でも使える
寝る・積む・憩うを満たすスモールキャンパー
アネックス
Canele(カヌレ)NR
356万4000円~
【主要諸元】
ベース車両/NV200バネットバンGX
全長×全幅×全高/4400×1695×1855㎜
エンジン/1597㏄ガソリン

▲幅1.7m以下で全長4.4mの、乗用5ナンバーの枠内に収まるスモールボディ。狭い道もキビキビ走れる
カヌレとは、フランスのボルドー地方伝統のお菓子の名称。「小さくて、可愛く、美味しい」というコンセプトを車名に込めた。写真はノーマルルーフのNRで、エレベーティングルーフのERもラインアップ。2列目は前後反転可能なREVOで、後ろ向きにするとサードベンチと対面させてテーブルを囲むリビングになる。2列目をフラットにして、サードベンチのマットをサイドカウンターの間に渡すと、長さ1950×幅1200~1000㎜のベッドに。テーブルをカウンターの後端にセットすると、就寝時にドリンクやスマホなどを置くのに重宝する。サイドカウンターにはシンク、シャワーヘッド、スイング収納とテーブルが内蔵され、とても使い勝手がいい。

▲反転したREVOシートとベッドマットを組み替えて作るサードベンチを対面させたリビングモード

▲シンク、給排水タンク、サブバッテリーや走行充電システムはスリムなサイドカウンターに収まる
老舗ビルダーの技が光るスモールキャンパー
レクビィ
コット
495万1100円~
【主要諸元】
ベース車両/タウンエースバンGL
全長×全幅×全高/4065×1665×1930㎜
エンジン/1496㏄ガソリン

▲リヤクォーターガラスのカッティングシートは標準装備。空色とホワイトのハーフ塗装はオプション
街乗りで便利なサイズで、キャンピングや快適なクルマ旅に役立つ機能を標準装備。ビルダーのレクビィはこれまで1ボックス車のハイエースやキャラバンをベースに数多くのキャンピングカーを作ってきた老舗で、タウンエースベースはこれが初。内装や家具の作り込みに豊富なノウハウと技術力を存分に発揮。セカンドシートはハイバックレストタイプの3人掛けREVO。前後反転が可能で、助手席側のサイドシート(走行時着座不可)や補助マットを組み合わせてダイネットやベッドにアレンジ可能。シンク、給排水タンク、コンロ、冷蔵庫といったキャンパー設備は最後部のキャビネットに。パステル調のシート色と木目調のトリム色がオシャレだ。

▲セカンドシートを後ろ向きにしたダイネットモード。オプションのルーフベントを飾り天井で囲うなど、丁寧な作り込み

▲左右に振り分けられたリヤキャビネット。右にステンレスシンクとシャワーヘッド、左に49Lの冷蔵庫が収まる