キャンピングカー製造業者やディーラーが加盟する日本RV協会(JRVA)では、キャンピングカーを実際に「見て、感じて」もらうために年間20近くのイベントを全国各地で開催しているが、展示台数と規模で最大級を誇るのが「ジャパンキャンピングカーショー」。
展示台数は約400台で過去最多。それを裏付けるのが、JRVAがまとめた「年次報告書2023」のデータ。2023年の新車・中古車を合計したキャンピングカー販売売上総額は過去最高で、国内キャンピングカーの累計保有台数も過去最高の15万5000台を記録。コロナ禍を境に自由な旅のスタイルとしてクルマ旅が定着したことが好況の追い風になった。
キャンピングカーの魅力は宿や交通機関のスケジュールを気にせずに、自由気ままに目的地に移動できて、滞在先で寝泊まりできること。周囲に気を遣うペットや小さな子どもがいるファミリーにはうってつけといえる。
さらに、ベッドと水まわり、電源の生活インフラを備えるので災害時のシェルターとしても機能する。折しも、令和6年元旦に能登半島地震が発生した直後の開催とあって、レジャーだけでなく防災という観点からもキャンピングカーが注目された。
旅の拠点の「道の駅」は全国1200駅以上、有料の車中泊施設、RVパークも400カ所を超え、安全・安心にクルマ旅を楽しめる環境が整いつつある今こそキャンピングカーの買い時なのだ!
ここでは「ジャパンキャンピングカーショー2024」に展示されていた車両の中から、500万円以下で購入できる普段使いに役立つ10モデルを厳選して紹介しよう。