いまやクルマと同様にバイクでもドライブレコーダーの装着率がアップしている。ひとたび事故が起きれば大きな被害を受けてしまうバイクこそ、ドライブレコーダーを積極的に活用するべきだろう。
MAXWINからリリースされている、ヘルメット装着タイプのバイク用前後同時録画ドライブレコーダー「BDVR-A002」はライダーの安全・安心を実現する頼りになるアイテム。今回、実際に使う機会が得られたので、レビューをお届けしたい。
本体にはフロントカメラとリヤカメラ、バッテリー、GPS、Gセンサー、Wi-Fiモジュール、microSDスロットなど必要なものを搭載。IPX65(IP6X防塵、IPX5防水)規格をクリアしており、優れた防塵・防水性能を備えているのも心強く、突然の雨でも心配無用だ。
付属のブラケットを使い、ヘルメットの側面部分に固定する。ブラケットは4種類あり、そのうち1つ(ストラップタイプ)は自転車のヘルメットに対応。
今回は「角度調整タイプ」を選んだが、スマートに取り付けられ、微妙な角度調整も行えるため最適なセッティングが可能。もちろんガタツキも発生しない。より簡便な取り付けができる「面ファスナータイプ」、「粘着テープタイプ」も付属しているので好みに合わせて選択したい。
■付属のブラケットは4種類
内蔵バッテリーは3200mAhの大容量リチウムポリマーで、最大7時間の連続撮影が可能。USBタイプC(ケーブル付属)で充電を行うが通勤程度ならば数日間そのまま利用できる。休日のツーリングなどでバッテリーの持ちが心配な場合はモバイルバッテリーで休憩中に充電することも可能だ。
操作は本体上部のボタンと、専用スマホアプリを利用。初期設定にはスマホアプリを使用、録画ON/OFFなどよく使う操作は基本的に本体ボタンでもスムーズに行える。ボタンのサイズが大きいうえに凹みも設けられているので、グローブをしたまま手さぐりで使えるのはありがたい。
動作は振動と本体スピーカーからの音声で知らせてくれるが、ロードノイズなどで聞き取りにくい場合には付属のヘルメット装着型イヤホンを利用すると安心だろう。
ドライブレコーダーは高画質であるほど、データの証拠能力が高まるものだが、その点についても本機は申し分ないスペックを備えている。
フロントカメラとリヤカメラで前後の映像を撮影できるが、フロントカメラは業界トップレベルの高精細を誇る4K画質(解像度3840×2160)も選べる。リヤカメラはフルHD画質(同1920×1080)となる。
しかも高感度に加えて暗所でも対象物の色や形などの認識性を向上するチューニングを施している。リヤカメラの角度はヘルメット装着時の撮影角度を考慮し、水平-10°に設定。
本機はスマホとWi-Fiによるワイヤレス接続を行い、各種の操作は専用のスマホアプリを利用する。撮影中の映像を映し出してカメラのセッティングができるほか、走行中は録画映像のモニタリングやカメラのON/OFFなどリモコン操作が可能。
保存しておきたい映像はワイヤレスでmicroSDカードからスマホにダウンロードができ、映像再生では内臓のGPSデータに基づいて撮影された場所の地図も表示できる。
PCで再生画像をチェック!
■昼間の記録映像は?
■夜間の記録映像は?
■トンネル出口は?
夜間やトンネルなど暗所についても日中と同じ印象で、驚くほど鮮明な映像記録が可能だ。照明の白飛びや黒つぶれも感じることがない。昼夜問わず、あらゆる場面で確実な映像記録を行える。バイクならではのブレを心配していたが、ほとんど気にならなかった。
クルマだけでなくバイクにもドライブレコーダーの導入を考えているのなら、この「BDVR-A002」は自信を持ってオススメしたい1台。
画質はもちろん、操作性や使いやすさなどすべての面において満足できる性能を備えている。YouTube動画もアップしているので、ぜひそちらもチェックしてもらいたい。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの各店舗で購入できる。
>>MAXWIN
<文/浜先秀彰>