あまり知られていないのだが、じつはパナソニック、パイオニア(カロッツェリア)、ケンウッド、アルパインなど最新の市販カーナビの多くには「逆走警告機能(メーカーにより名称は異なる)」が搭載されている。
パナソニックのカーナビ・ストラーダの最新モデルを例に挙げると、「逆走注意アラーム」と「逆走検知警告」という2段構えの機能によって高速道路や都市高速道路(一部を除く)での逆走を未然に防ぐことができる。

▲SAやPAでの休憩後に走り出すと「逆走注意アラーム」による画面表示と音声案内が行われる(写真:パナソニック・ストラーダ)
「逆走注意アラーム」はパーキングエリアやサービスエリアで休憩した後、再度走り出す際に注意を促してくれる。
「現在、自動車専用道路を走行しています。逆走にご注意ください」というアナウンスが流れるとともに画面には「本線に合流時 逆走にご注意ください」とテキストも表示される。これならば走り出す方向を間違えないようドライバーが強く意識できる。

▲逆走を検知すると「逆走検知警告」を発する。画面上のボタンにタッチしないと解除できない(写真:パナソニック・ストラーダ)
万一、それでも逆走してしまった場合は「逆走検知警告」が作動し、「逆走のおそれがあります。進行方向にご注意ください」というアナウンスと同時に画面を覆うほどの大きさで「逆走注意」アイコンが現れる。
これは画面上の「解除」ボタンにタッチするまでは表示し続けるためドライバーは気づきやすい。
なお、これらの機能はデフォルトでONになっているためユーザーによる設定は不要だ。カーナビを購入する際にはこのような安全・安心機能が搭載されているかどうかもチェックしておくといいだろう。
<文/CGP編集部>
- 1
- 2