クルマに正月飾りを付けておくと“縁起のいい神様が宿る”ってホント!?【知っ得コラム】

正月飾りはクルマにどう飾ればいいの?

注連飾りは神様に向けるモノなので、クルマのフロントグリルなど、前部に着けるのが基本。地面に近いと泥や水で汚れるので不可だ。室内に装着するタイプもあるが、フロントガラスに貼り付けるのは違反なので要注意。

走行風でエンジンルームに巻き込んだり、道に落としてしまったりは縁起が悪いので、各部を針金やタイラップ(もっともお勧めなのはタコ糸)などでしっかり固定すること。固定が甘いと走行中にバタつき、クルマにキズを付けかねないので要注意。最近は、吸盤で取り付けるタイプもある。

 

正月飾りを飾るべき時期は?

クルマに注連飾りを飾る期間は、本来は12月上旬の「正月始め」(12月13日・地域により異なる)から、歳神様がお帰りになる「松の内明け」(関東は1月7日、関西は1月15日・地域により異なる)まで。神様がお帰りになった後の鏡餅をいただく〝鏡開き〟を行うなら、鏡開き後までは飾っておこう。

とはいえ、近年はクリスマスの後にお供えする場合がほとんどなので、末広がりの12月28日、またはキリがいい30日に飾るのがベストとされる。なお、29日は苦につながるため、大晦日は1日飾りとなり神様に失礼なため避けられる。

また、神様がお帰りになった後の注連飾りは、ぞんざいに扱ってはダメ。神社でいただく御札(おふだ)に倣い、神社やお寺に返納しお焚き上げをしてもらうべき。それが無理なら、お酒をかけてお清めをした後、感謝の心とともに袋に収め、他のゴミとは別にしてゴミ捨て場に出してもいい。

クルマに注連飾りを飾ると、新年の訪れがよりいっそう期待を持てるものになるはず。昨今は、年の切り替わりをさほど意識しない人が多そうだが、来年はぜひ飾って歳神様をお迎えしよう。

 

<文/CGP編集部>

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