
▲市販のLEDバルブでは6000Kのモデルが人気。明るくて真っ白な光を放つ
Kは「ケルビン」と読み、バルブが発光する光の色温度を示している。この数字が小さいほど赤くなり、大きいほど青くなる。
クルマ向けバルブの場合、フォグランプなどに使われることが多い黄色いバルブでは3000K前後、電球色を発する純正のハロゲンバルブは3200K前後、純正HID/LEDバルブでは4300K前後、市販の純白をアピールするHID/LEDバルブでは5000K前後。
青みを感じられるファッション系を重視したHID/LEDバルブでは6000K前後といった感じだ(製品によって数値は多少異なる)。この傾向を頭に入れておけば自分の好みに合った色味の製品を選べるというわけ。
とはいえ、この数値はメーカーそれぞれがそれぞれの社内規定に基づいて出しているため、5000Kとうたっている製品でもメーカーが異なれば色味は異なる。
また、個人個人で色の感じ方が違うため、6000Kを白く感じる人もいれば青く感じる人もいる。あくまで製品パッケージのケルビン数は“目安”と考えてほしい。
ヘッドライトバルブについては色温度が6500Kなど高い数値になると誰が見ても青く感じられ、保安基準不適合になることもあるので注意が必要。
また、平成18年1月1日以降に製造された車両でヘッドライトバルブ(ハイビーム、ロービーム)を淡黄色変更した場合も保安基準不適合となる。ただし、フロントフォグランプへの淡黄色バルブの装着は、どの年式でも車検対応。

▲夏の太陽光色温度は約6500K。日中の色温度が約6000Kの曇り空。通常の電球の色温度は約2800K、キャンドルの色温度は約1800K

▲カーメイトのGIGA C3600シリーズ。色温度がパッケージに大きく書かれている。車検対応品
<取材・文/浜先秀彰>
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