日本では鹿や猪などが増え過ぎ、各地で鳥獣被害が報告されている。千葉県で個体数を急激に増やす「キョン」など、侵略的な特定外来生物による生態系の破壊も問題だ。単に駆除するではなく、食材や資源として有効活用する方法も、真剣に考えるべき時期といえるだろう。
その「キョン」が生息する千葉県いすみ市のラグジュアリーリゾート「五氣里-itsukiri-」では、旬を迎えた房総の冬のジビエ料理を採り入れたプランを販売。ジビエはビタミンやミネラルなどの栄養価が高く、高タンパク・低カロリーなので食材としての魅力は高い。

▲オーベルジュプランの夕食例
料理は、いすみ市出身で同施設のトップシェフ、木村藍が手掛ける「ローカルガストロノミー」。豊かな自然の中で育った今が旬のジビエを丁寧に調理、贅を尽くしたフルコースのディナープランで、ジビエがあまり得意でない人も気軽に相談できる。
- 1
- 2