開催25回目となった今年のNISMO Festivalは、事前に申し込みをしたNISMOロードカーユーザーが愛車に乗ってコースを1周するNISMO CARS PARADE RUNからスタート。
その後、日産のモータースポーツ史に名を刻んだサニーB110、B310のヒストリックカーによるエキシビジョンレース、Z33/34ユーザーによるZ-Challengeエキシビジョンレースなどを開催。

▲サニーB110、B310のヒストリックカーによるエキシビジョンレース(写真/NMC NISMO)
また、ピットにはニスモブランドの活躍を象徴する歴代のレーシングカーを展示し、パドックではレースチームやスポンサー、チューニングショップのブースが所狭しと並び、どこも行列ができて賑わっていた。

▲パドックにはレースチームやスポンサー、チューニングショップの出店で大賑わい
そしてグランドスタンド裏には、限定グッズやミニカーの販売やAUTECHブランドの車両を展示。SUPER GTに参戦するドライバーやレジェンドドライバーによるトークショーも開催された。

▲SUPER GTに参戦するドライバーによるトークショー(写真/NMC NISMO)
その後にNISMO40周年のヒストリーを振り返る「NISMO HERITAGE RUN」が行われ、リーボックスカイライン、カルソニックスカイライン、R390GT1、Nissan Formula E Gen2など24台のマシンがコースを疾走。会場を訪れたファンは、懐かしいマシンのサウンドと勇姿に酔いしれていた。

▲懐かしの名車24台が走行したNISMO HERITAGE RUN(写真/NMC NISMO)
そしてイベントの最後を飾るフィナーレでは、11月に今シーズン限りでSUPER GTでの活動を終了すると発表したロニー・クインタレッリのセレモニーも行われた。
クインタレッリは、SUPER GTで史上最多となる4度シリーズチャンピオンに輝き、NISMOのエースドライバーとして長年活躍し、多くのファンから愛されたことに感謝の言葉を述べ、グランドスタンドの観客からは熱い声援と拍手が贈られた。

▲今シーズンでSUPER GTから引退するクインタレッリ

▲クインタレッリはスタンドからの大声援にも応えていた
なおフィナーレの最後には、日産モータースポーツ&カスタマイズの片桐隆夫社長が「これからも、みなさまをワクワクさせるような活動と商品を通じて50年、60年と歴史を積み重ねて参りたいと思います」と挨拶を行った。
<文・写真/茂木康之>
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