Amazonで購入したヘッドレスト取り付けタイプの車載ファンが猛暑の夏ドライブに活躍!

クルマへの固定はヘッドレストポールに本体装備のベルクロテープを巻き付けるだけなので工具は不要だし、誰でも簡単に取り付けられる。

ただし、ヘッドレストポールの間隔が狭いクルマでは本体後部がヘッドレストのすき間に入らないため前方へとやや出っ張る形でしか取り付けられないので注意が必要。

今回テストしたヤリスクロスの後席(全席にヘッドレストポールがないため後席で使用)がそれだ。使えないことはないが姿勢によっては乗員の首と本体が接触する場合がある。

背面のUSBタイプC端子に付属のコードを差し、車両のUSB端子(または市販の車載USBアダプター)に接続して電源を取得する。ケーブルの長さは150cmと短いため、車種によっては長さが足りずに市販のケーブルを買い足す必要があるかもしれない。

▲電源はUSBタイプC。付属ケーブルが1.5mとやや短いのは残念だ

スイッチは1度だけで押すごとに風量が変化(3段階)する。Amazonの商品ページによると弱風モードは回転速度3000RPM・風速2.6m/s、中風モードは回転速度3800RPM・風速4.0m/s、強風モードは回転速度4500RPM・風速5.1m/sというスペックだ。数値を示されてもピンとこないが、確かにスイッチを押すごとに風量は変化する。

▲スイッチは1個だけで風量は3段階に変化する

「ツインタービンモーター搭載による超強力の冷風実現!」との売り文句だが、正直なところハンディファンを首元に当てている感覚。

風が近い位置から直接当たることで涼しさを感じられるが、さすがに「超強力の冷風」は言い過ぎか…。体をシートに密着していると風は首の後ろに当たるのみで背中までは回りにくい。

▲風向きの左右調整はできるが上下調整はできない

ちなみにファンの音は最大風量にすると「ブーン」という音が耳元で連続的に聞こえるため、人によっては耳障りに感じるかもしれない。

それでも首元に風はしっかり当たるし、蒸れを緩和する効果はあるだろう。前席のヘッドレストポールに取り付けられるならば、後席側に向けて取り付ければ後席に座る人に風を送るのにも活躍しそう。いろいろ工夫してもらいたい。

<文/CGP編集部>

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