EcoFlowの最新ポータブル電源「DELTA3 Plus」が登場! いち早く、触れてみた!!

DELTAシリーズの誕生は2019年で大容量のリチウムイオン電池に加え、インバーター出力も既発の「RIVER」シリーズよりも大出力とあって、ポータブル電源シーンに大きな衝撃が走った。2022年には第2世代となる「DELTA2」へと進化。三元系のリチウムイオン電池からリン酸鉄へと変更され、長寿命化。

防災はもちろんのこと、キャンプやキャンピングカーなどのユーザーにも人気を博し、世界的にも大ヒットした。

そして、今回登場したのが3世代目となる「DELTA3 Plus」。

AC入力は先代と同じ定格1500W。電池容量も先代と同じ1024Whだが、40135リン酸鉄リチウムイオンを採用することでバッテリー寿命を先代の3000回以上から4000回以上と約1.3倍へと進化している。

そんな本体電池の充電についても0―100%までわずか56分を実現し、世界有数の試験・検査・認証機関であるSGSにおいて「Fast And Safe Charging」の認証を取得。おまけに電池はIP65の防水・防じん性能を持ち、バッテリーマネジメントシステム(BMS)や爆発や火災を抑える火災防止技術も搭載し、安全性も向上している。

そんなバッテリーへの充電はACプラグ以外にも、500W×2口(1000W)のソーラー充電や同社のオルターネーターチャージャー(走行充電器)、発電機、AC+ソーラーの5通りに対応。愛車にオルターネーターチャージャーを搭載すれば、わずか1.3時間満充電ができる点も他社とは大きく異なる。

本体についてはブラックのボディからシルバーへと変更し、デザインもやや丸みを帯びた。DELTA2ではフロントにUSB、リヤにACとDCポートに分かれていたのが、今回はフロントにすべての出力ポートを集約し、使い勝手が大幅にアップされているのも大きなポイントとなっている。

▲ボディカラーがブラックからシルバーに

それ以外にもDELTA2より進化部分として、停電や入力電源異常が発生したときなど、電源を供給する機器に電力を供給して機器やデーターを保護するUPS(無停電電源装置)が30msから10msと切り替え時間が大幅に短縮。

また新技術の「X-Quiet」により、600W以下での動作時では30dBの稼働音を実現し、静粛性も高くなっている。

管理システムについては、新たに蓄電状況を知らせてくれる「台風警報モード」を搭載しており台風や豪雨が接近する際は予報に連動してバッテリーの満充電を行うほか、「TOU(Time Of Use)」モードにより日常の電力使用や充電などを最適化することで無駄なコストを削減してくれるなど、細かい点だが使い勝手もアップしている。

拡張性については、新たに発売されるDELTA3専用のエクストラバッテリー(1kWh・11月発売)のほか、DELTA2 Maxエクストラバッテリー(2kWh)、DELTA Pro 3エクストラバッテリー(4kWh)に対応しており、1〜5kWhまで電池容量を拡張できる仕様。

今回の発表に合わせ、オプションの220Wソーラーパネルもモデルチェンジ。パネルスタンドが使いやすくなったほかに、太陽光に最適なパネルの角度がひと目で分かるマーカーを内蔵するなど機能も進化している。

▲別売りの220Wソーラーパネル

需要の多い1kWh容量・1500Wクラスのポータブル電源の新たなベンチマークをたたき出した「EcoFlow DELTA3 Plus」。価格は14万9600円。

【スペック】
サイズ:397×202×283mm/重量:約12.8kg
電池容量:1024Wh/AC定格出力:1500W(サージ3000W)/ソーラー入力:1000W(500Wx2)/バッテリー寿命:4000回以上/出力ポート:AC出力×6・ USB-Ax2/USB-Cx2/シガーソケッx1/DC5521x2

 

>>EcoFlow Technology Japan

 

<文/CGP編集部>

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