ネーミングのどおり塗り込みタイプで、付属のスポンジにジェル状の液剤を取りサイドウォールに塗り込んでいく。
一般的な泡タイプに比べて手間はかかるものの、液剤が飛び散ったり垂れたりしてホイールやボディに付着する心配がなく、タイヤ名の刻印などの溝にもしっかりと入り込む。石油系溶剤不使用で刺激臭がなく、濡れたタイヤにも使用可能だ。

▲液剤はジェル状でスムーズにムラなく塗り込める
付属のスポンジはホイールリムの際や地面とタイヤ下部のすき間などにも塗り込みやすい形状で塗り残しができにくい。
掴みやすい硬めのポリエチレン層とムラなく液剤を塗布できる柔らかなウレタン層の二層構造を採用しているため作業性良好だ。

▲スポンジの先端がリムにピッタリと密着して塗り残しがない

▲タイヤ下部の地面と密着する場所にもスポンジが入り込む
使用前後を比較してみた。

▲施工前

▲施工後
施工後の仕上がりの良さは圧倒的といえるもので、黒くツヤのあるタイヤはクルマ全体を美しく見せてくれる。カーメイトによると光沢度はこれまでの泡タイプの約2倍とのことだが、まさにそれを実感できた。
そのうえ密着シリコーンの配合によって約30日間もの耐久性を実現している。1本で普通サイズのタイヤ(195/60R15)約40本に使用できて経済性も合格だ。
>>カーメイト
<文/浜先秀彰>
- 1
- 2