ジープ・ブランドでもっともコンパクトなモデルであり、かつジープにとって初の100%バッテリーEVでもあるのがこのJeep「アベンジャー」(550万円〜)。2024年9月、プラットフォームを共通とするフィアット600eと前後して日本市場にお目見えした。
実車の全長×全幅×全高は4105×1775×1595㎜とコンパクト。上級モデルの流れをくむスタイルは、グッとフェンダーフレアを張り出させるなどし、小さいながらも凝縮感、安心感がある。
筆者はたいそう気に入ってしまい、有償オプションながら試乗車のキレイなグレー(グラナイトメタリック)を眺めながら「自分で選ぶならこの色だな」などと思ってしまったほど。
今時のグロスブラック&切削ではない、シルバー色のシンプルなデザインのアルミホイール(17インチ)も好感がもてる。コンパクトだが決して軽々しくない外観デザインは好感がもてる。7スロットグリルはジープの証。
インテリアもインパネを始めシンプルで機能的なデザイン。大きすぎない10.25インチタッチパネルモニターも備えるほか、前席はパワーシート、シートヒーター付きとし、使い勝手も高めている。

▲BEVの中ではスッキリと見やすいグラフィックが印象的なメーター。道路標識も読み取り表示する

▲パワーリフトゲートは、ハンズフリーのほか、オーバーヘッドコンソール部のスイッチでも操作可能

▲シフトレバーは存在せず、インパネ中央の横並びとなったボタン(左からP/R/N/Dと並ぶ)でシフト操作
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