
▲ホンダ・フリード
人と同じように(あるいは人以上に音や揺れに敏感な)シュンの乗車中の表情や態度で示して、そのクルマの快適性を評価する役割を担う。で、通常のカレの指定席はリアシートで、そこにいさせ、オスワリでもフセでも居眠りでも、走行中は自由にさせながらの試乗となる。
その時の必需品が、写真の“台”と“マット”だ。台は自作品で、ホームセンターなどでよく見かける市販の踏み台と、自宅に使わずにあったキャビネットの棚板(サイズは558mm×298mm)をベルクロで組み合わせたもの。

▲市販の踏み台+棚板の自作品。天板上面までの高さは345mmほど
マットはTUMIというバッグやラゲッジのブランドから以前に発売された(ペット用品を扱うクラウド7とのコラボモデルで、かなり以前に廃版になってしまった)、広げるとボアのマットになり、折り畳むとバッグ状になり持ち運べるようになっているもので、シートから台の上にかけて敷いて、その上にシュンをいさせるようにしている。
それと万一に備え、シートベルトのキャッチとシュンのハーネスの背中のDリングとを繋ぐ専用ベルトも使用している。

▲TUMI/クラウド7のボアマットとベルト
前記のアイテムはいずれも歴代犬からのお下がりだが、もうすっかり自分のニオイが付いたマットはシュンにとっても安心らしく、クルマが変わってもこのマットの上には抵抗なく乗り込む。
それと後席足元を埋めるために作った自作の台は、足元が広いミニバン系を除き、クルマの大小にかかわらず、経験的にほとんどどのクルマにもピッタリと収まるというのは意外な発見だった。
なお我が家のシュンは、目的地が自分が思ったより遠いと我慢ができずにピーピーと声を上げて騒ぐこともあるが、クルマ酔いはまったくしないので、その点は飼い主としては助かっている。
<文・写真/島﨑七生人>
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