初代となる愛犬、ラブラドール・レトリーバーの「サンク」を迎えたことで始まった、宮原潤さん、秀蘭さん夫妻のクルマ生活。当初は友人から譲り受けたルノー「ルーテシア」に乗っていた。2代目「チュチュ」が来て、ホットハッチをもっと楽しもうと、一念発起してカブリオレタイプの「ミニ コンバーチブル」を購入。
「その頃はまだアウトドアを楽しむようなことはあまりなく、アーバンスタイルというか、チュチュも一緒に都内や湘南の海辺などを走らせて楽しんでいました」
チュチュを看取り、2013年に3代目となる「ルル」を迎えたタイミングで、クルマは「ミニ クロスオーバー」に。さらに2016年にはキャンプを始め、遠方へとクルマを走らせることも多くなったからと、ディーゼル仕様車に乗り換えた。
「2019年には4代目となる『キキ』も迎えました。ルーフキャリアを着けていましたが、それでも大人2人と大型犬2頭、それにキャンプ道具で車内はパンパン。小さなクルマから人や犬、薪ストーブまで出てくることに、友だちは驚いていました」
そして一昨年、夫妻の愛車はミニから、趣向のまったく違うトヨタ「ランドクルーザー プラド」へと変わった。
「このコたちをいかに楽しませるか。楽しそうに過ごすルルとキキを見ることが私たちの一番の喜びです。深夜に自宅を出発して、目的地に着いたら仮眠をしてから思い切り自然の中で遊んだり、気ままに車中泊の旅行をしたりするようになりました。自由度がすごく上がったと感じます」
アクティブな犬たちに引っ張られるように、夫妻の暮らしは街から自然の中へ、より豊かになった。2人と2頭、皆が同じ方向を見て楽しんでいるとき、たまらない幸せを実感するのだそうだ。
※カー・グッズプレスvol.98の記事を元に構成しています
<取材・文/川本央子 写真/岡崎健志>
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