■開幕大会は3月7日〜9日に鈴鹿サーキットで開催
レースフォーマットも一部が変更され、1大会で2レースを開催する鈴鹿サーキット、モビリティリゾートもてぎ、富士スピードウェイでの5大会は、金曜日にフリー走行、土曜日と日曜日に各予選と決勝を行う2レース制を導入。

▲開催スケジュール

▲FIAスーパーライセンスポイント(SUPER FORMULA)
しかも、レースの面白さを考えて、1レース制の決勝および2レース制の日曜決勝のレース距離を約185㎞でピットウィンドウなし、2レース制の土曜決勝のレース距離を約165㎞でピットウィンドウ10周とし、チーム戦略の多様化を狙う。

▲2025年シーズンフォーマット。予選⽅式はQ1Aグループ(10分)/Q1Bグループ(10分)/Q2(7分)を維持

▲13チーム・22名のドライバーがエントリー(ドライバー肖像は2024年シーズンのもの)
そして、ワンメイクタイヤの横浜ゴム「ADVAN」は再生可能原料・リサイクル原料の比率が当初の2025年目標である35%を大きく上回る46%を実現し、走行性能のさらなるレベルアップも追求している。

▲ウェット⽤はドライ⽤と識別しやすくするため、OUT 側に⽩ステッカー、オンボードカメラから視認できるようIN側に緑ステッカーを使⽤
また、昨年に引き続き世界最高峰のヒューマンモータースポーツとして戦う人にスポットを当て、コアファンが家族や友人を誘いたくなる仕掛けをしていくという。こちらについては、シーズン中に随時発表して実施していくというので、どのようなことが行われるのか注目だ。
さらに今年は、スーパーフォーミュラの放送チャンネルを拡大し、従来の「J SPORTS」「ABEMA」に加えて、新たに「DAZN」「FOD」でも全セッションのLive配信が行われる。
発表会後には、今年参戦する注目ドライバーとして昨年の王者である坪井翔、スーパーフォーミュラ初のフル参戦となる高星明誠、日系ブラジル人でスーパーフォミュラ初参戦となるイゴール・オオムラ・フラガ、デンマーク人で日本のレースシリーズに初参戦となるオリバー・ラスムッセンが登壇。今シーズンの目標を語るとともに、今年に掛ける意気込みを漢字一文字で表現した。

▲会見に登場したドライバーのラスムッセン選手、坪井選手、フラガ選手、高星選手(左から)。今年に掛ける意気込みを漢字一文字で表現した

▲会見前にはフラガ選手がグランツーリスモで鈴鹿サーキットのタイムアタックを行った
なお注目の今シーズンは、鈴鹿サーキットで2月18〜19日に公式テストを開催し、3月7日〜9日の開幕大会を迎える。
<文・写真/茂木康之>
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