今回比較したのは、ストラーダFシリーズ初代モデルで2016年発売の「CN-F1D」と、2023年11月に2024年度版地図を搭載した「CN-F1X10BGD」。
どちらも高画質大画面が自慢のフラッグシップ機だが、両機は発売時期で6年間の隔たりがあり、どれだけ進化してきたのか? 実機を並べて確認した。

▲CN-F1D(左)はDYNABIGディスプレイ。CN-F1X10BGDはDYNABIGスイングディスプレイで、左右角度の調整を可能にしている
スペックは「CN-F1D」が9型液晶、「CN-F1X10BGD」が10型有機ELを採用。画面サイズがひと回り大きくなるとともにディスプレイパネルも異なる。前面パネルのコーティングも進化している。

▲有機ELディスプレイは自発光式のためバックライトが不要。その分ディスプレイユニット部の薄型化が図れる。左右端の最薄部分は4.7mmと驚くほどスリムになっている
画面の美しさという点でその差は一目瞭然と言っていいだろう。2台を見比べると映像のクッキリ度合いがまったく異なっているだけでなく、フロントパネルの反射の違いも明らかだ。解像度もWVGAからHDへと高精細化し、地図もそれに合わせて改良している。

▲CN-F1X10BGD(右)はHDブリリアントブラックビジョン採用。有機ELにAGAR低反射フィルムやエアレス構造を組み合わせ、外光下でも優れた視認性を発揮する

▲どちらのモデルも市販カーナビで唯一のブルーレイディスクプレーヤーを搭載。エンタメソースでは高画質の魅力をいかんなく発揮し、コンテンツへの没入感もたっぷり
また、「CN-F1X10BGD」はバックライトが不要な有機ELのため、最薄部は4.7mmと超スリム。さらに角度調整は高さ、前後角度、左右角度、奥行(取付時)の調整ができ、最適なセッティングが可能になっている。
パッと見ではよく似ているが、このように6年の進化、液晶との差は思っていた以上に大きかった。

▲画面の右は目的地検索の項目、左はエンタメソース、というストラーダ伝統のツートップメニュー。最新モデルでは各項目の表示位置を変更できる

▲目的地検索時の画面。解像度が上がっているため地図もメニューも質感の高いデザインが可能になっている。ちなみに操作レスポンスも大幅に向上している
>>パナソニック
<文/CGP編集部>
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