
▲猫耳のインジケーターが点滅。ピンクの点滅は起動直後のGPS非測位を示している
エンジン始動と同時に起動。電源のON/OFFスイッチなどはなく、背面に案内音声の音量とインジケーターの明るさを調整するボタンが2つあるのみだ。初期設定などは不要となっている。
キャラクターボイスを担当しているのは人気声優の高柳知葉(たかやなぎともよ)さん。アニメファンにとって聞きなじみのある声は嬉しいだろう。
実際に走行をしてみると、あまりにたくさん話す(?)のでびっくり。GPSを受信したときには「はぁ~やっと準備できた」。そして警報も次々と発せられるが、やたらとフレンドリーだ。
「あ~追尾式取締エリア内に入ってしまった~」、「飲酒検問エリア~大丈夫だろうな?アンタ」、「あれな、Nシステム」、「その他取締エリア~文句ある?近くに交番あるよ」といった具合。
しかも同じ内容の警報でも一回ずつ話す言葉が違うことも多く、「この辺、駐禁重点エリアな!」ということもあれば「駐車禁止最重点エリアってことでヨロシク」と言うことも。
また、オービスに自車が近づくと「1km前方にLHを確認、警戒速度維持だ~」→「制限速度60km/h、知らない間にスピード出てるぞ!」→「あと500m!」→「400m先!」→「あと300!」→「200m先!」→「100m先!」→「オービス通過~、まっ当たり前だけどな」と変化。こんな感じでかなり細かく距離感を知らせてくれるのは親切だ。
何も警報をしない状態が続くと突然の独り言が始まり、「アタシは、ちびでもナイスバディだもんね~」、「私にはアンタが必要、しかしアンタには私が必要とは限らない」などのおしゃべりで退屈させない。
また、時報を知らせてくれる機能もあるなどとても実用的。何しろ音声フレーズは1000種類も用意されているというのだから驚かされる。
音声だけで情報確認ができるため、走行中も前方から視線を外す必要がないので安心。そんな安全性の高さも見逃せないポイントといえるだろう。
音声による警報・案内と同時に猫耳が点滅するが、オービスなど厳重注意は「赤」、取締エリアなど要注意は「黄色」、踏切など少し注意は「青」、パーキングエリアなど安全運転のための情報は「緑」となっていて、案内の重要度がひと目でわかるのも便利。

▲背面には音声やインジケーターの明るさを調整する2つのボタンとスピーカーを装備している
可愛らしい見た目だけでなくGPSレシーバーとしての実力も十分な一台。安全運転をサポートするパートナーとして、ぼっちドライブの頼もしいパートナーとして、アナタの愛車にお迎えしてみては?
>>ユピテル
<文/浜先秀彰 写真/澤田和久>
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