春になるとスタッドレスタイヤからサマータイヤへの履き替えが多いが、このタイミングでサマータイヤを新調しようという人もいるだろう。そうしたユーザーにオススメなのがオールシーズンタイヤだ。
特に年に数回しか降雪がないという地域にベストマッチで、年2回の履き替えという作業がなくなり、2種類のタイヤを購入する必要もないためサイフにも優しい。
今回テストしたのは、ダンロップがリリースした最新オールシーズンタイヤの「SYNCHRO WEATHER(シンクロウェザー)」。
各メーカーからオールシーズンタイヤが発売されているが、シンクロウェザーの最大の特徴が氷上でもグリップを発揮するという点だ。
従来のオールシーズンは雪道ではグリップするがアイスバーンには少々弱かった。だが、シンクロウェザーは「温度スイッチ」というゴム内のグリップ成分の一部をポリマーから切り離しても機能する材料に置き換える新技術を採用。低温になると温度スイッチが働くようになり、氷上路面でもトレッドが柔らかくグリップする。
タイヤサイドには三角形のマークの中に山が描かれた「アイスグリップシンボルマーク」を刻印。これは国際的な氷上性能テストに合格した証しで、第三者機関でもアイス性能が認められている。

▲アクティブトレッドには、路面状態の変化に反応する水スイッチと温度スイッチを搭載。ウエット路面から氷上路面まで高いグリップ力を発揮するSYNCHRO WEATHER
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