どこに行っても楽しすぎてハズレがない“低山トレッキング”とは?【編集者Fの冒険記録:第2回】

低山の素晴らしさとおすすめの理由:その1

「近いから当日の判断でも行ける」

▲埼玉県さいたま市の自宅から、栃木県足利市にある大小山(標高282m)の登山口にルートを設定した場合。空いていれば1時間16分

深夜に校了(雑誌などの最終確認作業)を終えて、バタンキュー。翌朝の9時30分に目が覚める。カーテンを開けると快晴だ。私の場合は眠さを通り越して「こ、これは山に行ける」となる。シャワーを浴びて10時すぎには自宅を出る。これでも決して遅くはない。

上のグーグルマップの例を見てもらうとわかるように、片道1時間16分と出た。途中のコンビニで水と軽食などを購入しても、登山口までの移動時間は1時間30分程度である。

ここからは、大小山に登る設定でタイムスケジュールと照らし合わせてみよう。

「大小山の登山口駐車場から登りはじめは11時30分」である。

時間的に大丈夫? と思われる方もいるだろう。天候の急変でもない限り、決して無理はない。

 

低山の素晴らしさとおすすめの理由:その2

「大抵のルートは2時間前後でフィニッシュ」

▲栃木県足利市の大小山と妙義山を結ぶ周回コースの例。駐車場から右、左回りのどちらでも約2時間

低山は標高が低いため、山頂に到達するまでの時間が短い。エリアにもよるが、登山口パーキング〜山頂〜登山口パーキングといったルートの一連を、2時間から2時間30分で歩けると見積もったプランを常に考えている。場合によっては1時間ちょっとで終わる低山だってある。

写真の大小山と妙義山の周回コースは、地図上の目安タイムがトータル2時間。歩くスピードがゆっくりで、休憩(小休止)を挟んだとしても2時間30分程度だ。

体力に自信がない人でも、ゆっくり歩けば後日多少筋肉痛を味わうくらいではないか。

「11時30分に登りはじめて2時間30分で下山すると、14時ごろ」。多少多めに時間を設定しても、この余裕だ。

 

【次ページ】絶景はすぐそこ!

この記事のタイトルとURLをコピーする