初漕ぎ報告! “格安パックラフト”で湖を自由に移動しまくります【編集者Fの冒険記録:第4回】

格安で購入したパックラフトの実力を確かめるべく、群馬県の四万湖へ向かった編集部のFです。

おおよその規模とロケーションを把握したうえで、今回のパックラフト・ネイチャーハイク「Loud Backpacking Kayak」の漕ぎ出しの適地と判断。

私自身は過去にカヤックを所有したことがあるし、現在はSUP(スタンドアップパドルボード)を所有中。よって今回訪れた四万湖は何度か日帰りのほか、キャンプのついでにぶらっと立ち寄って探検(ごっこ)をして楽しんでいる場所だ。

参考までに、私のウォーターアクティビティのレベルは初心者に毛の生えた程度である。カヤックやSUPで湖、川、海などへ家族や友だちと出かけるし、たまにソロでガイドツアーに参加することもある。

ロールプレイングゲームの主人公になったかのごとく、少しずつスキルを身につけて道具を買い足し、レベルを上げているところ。安心安全に冒険を楽しむために情報を集めるのが趣味の40歳だ。

そんな私の視点から、今回パックラフトを漕いだ際の実感や気になる部分についてレポートしよう。

 

漕ぎ出し時はとくに注意
まずは水温にならすべし

▲あらかじめ予習ずみではあったが、水温が低くて想像以上にしぼんだことに驚いた

パックラフトの本体に空気を入れる作業は、本連載の第一回のときと同様、電動式エアポンプ「MAX PUMP 2 PRO」にて行った。本体には1.5psiと、空気圧の表記があるが厳密に空気圧を確認する機器はとくに必要ないようだ。数値にシビアになるよりも乗っている都度、張りの感覚をチェックするのが重要だと感じた。

おおよそ空気が入り切ったところでパックラフトを一度水に浮かべてみる。気温は約15℃、水温は10℃より低いくらいか。かなり冷たい。

「空気は温まると体積が膨張し、冷えると収縮する」。とあらかじめ予習したとおり、一度冷たい水面にパックラフト本体を浮かべ、手で全体に水をかけてみる。本体を触ると多少柔らかくなり、しぼんだように感じたので空気のバルブをゆるめて口で直接空気を注入した。

よし、いい感じに空気が入ったぞ! 行ける! と漕ぎ出してみたらなんと…。

【次ページ】トラブル発生!?

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