JAFによると、前回の年末年始期間にJAFが出動した件数は5万3993件。約11.3秒に1件の割合だという。最も多い要請内容は「バッテリー上がり」で、昨今のバッテリーはいきなりエンジンがかからなくなるため、事前整備を徹底したい。
雪道や凍結路での、ノーマルタイヤの危険性を示すデータも公開。雪道でのノーマルタイヤの制動距離は29.9mで、スタッドレスタイヤの17.3mに対して約1.7倍に伸びている。

▲降雪や路面凍結が予想されるなら夏用タイヤは厳禁
氷結路ではスタッドレスタイヤでも制動力が大幅に伸びるが、さらに危険なのはブラックアイスバーン。濡れた路面と見分けが付きにくいため、速度を落とさずに進入すると事故を引き起こす可能性が高まる。
JAFの実験では、ブラックアイスバーンを含む4種類の路面で制動距離を測定する実験。結果は、時速40㎞から急ブレーキをかけたときの制動距離はそれぞれ、ウェット路面:11.0m、圧雪路面:20.2m、氷盤路面:84.1m、ブラックアイスバーン:69.5m。予想以上に路面が滑るという意識を持って運転することが大切だということがわかる。
急な車線変更や急ブレーキ、急アクセルなど、「急」のつく運転は避けてくれぐれも安全運転で運転を楽しもう。

▲氷結路では制動距離が極端に伸びる

▲濡れているか凍っているか区別が付きにくい
<文/CGP編集部 写真・資料/JAF>
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