運転中に大切なのは、精神的余裕と、体に無理をかけない運転姿勢だ。
たとえば、ドライブの予定をギチギチに詰めてしまうと、先を急いで焦る気持ちが強烈なストレスになるし、予定どおりに物事が進まなければドライブの楽しさも大幅減してしまう。
予定より1時間早く出発する、渋滞を避け早朝に距離を稼ぐ、多少遠回りでもストップ&ゴーが少ないコースを選択する、着慣れた服と履き慣れた靴で運転するなど、運転中のストレスを抑える方法は山ほどあるのだ。
ダラけた姿勢は一見ラクなように感じるが、じつは疲れをどんどん溜め込む最悪手だ。イラストでチェックしたポイントを見直し、自分の運転姿勢と異なる場合はすぐに修正しよう。

▲長距離ドライブ中はだらけた運転姿勢になりがちだが、それではかえって疲れる。背中と腰をシートにしっかり密着させ、シートバックを起こして体幹をビシッと決めよう
①ヘッドレストの中央と耳の中央を合わせる
②背中をシートバックにつける。背筋を伸ばして座る
③お尻とシートに隙間ができないように深く座る
④ハンドルの最上部に両手を合わせて肘が伸び切らない位置でシートのリクライニングを調整。両手でステアリングを握って腕の重量を分散させる
⑤アクセルまたはブレーキペダルをいっぱいに踏み込んだ状態で、膝に少し余裕ができる位置にシートスライドを調整する
また、運転の仕方も疲れへの影響が大きい。急加速、急減速、急カーブなど「急」がつく動作を意識的に控え、車線変更を控えて淡々と走り続けるだけで、疲れ具合がまったく変わってくる。
休憩を挟むタイミングは2時間ごとが基本だ。もちろん個人差はあるが、これより早くても遅くても疲れやストレス、ダラケを引き起こすもとになるので注意しよう。
<文/CGP編集部 イラスト/SAKIE>
- 1
- 2