クルマ好きであればあるほど自分流に仕立てて楽しんだもの《車良品回顧録〜カスタマイズ〜》

 

昔は…といっても僕が運転免許をとった40年ちょっと前のことだが、クルマ好きが自分の〝愛車〟を手に入れると、それはもう天にも昇る気持ちで、ほぼ誰でも〝自分仕様〟にクルマを仕立てようとしたもの。

僕の場合は小、中学生の頃には自動車雑誌を読み漁っていたこともあり、クルマそのものだけでなく、周辺パーツの情報、知識で頭の中はいっぱいだったから、愛車を手に入れたらああしよう、こうしよう…と、すでに妄想でパンク寸前。寸暇を惜しんで(!?)自動車雑誌に載った広告ページやカタログを眺めては〝構想〟を練っていた。

今ならネットや通販が当たり前だから、欲しいモノは簡単に手に入る。が、当時はそういう訳にはいかず、行きつけのカーショップになければ雑誌で見たショップに電話をかけ、目的のパーツが在庫していると聞けば、クルマを走らせた。

【次ページ】ひたすら輸入モノに目を向けていた

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